2018.3.18「旧約聖書 創世記18章1節~15節」

創世記18章1節~15節

(1)アブラハムがマムレの樫の木のそばにテントを張っていた時、神様は再び彼に現れました。そのいきさつは次のとおりです。夏のある暑い日の午後でした。アブラハムは天との入口に座っていました。

(2)ふと目を上げると、三人の男がこちらに来ます。すぐさま立ち上がり、走って行って、喜んで出迎えました。

(3)「まあまあ、そんなに先を急がないで、どうぞごゆっくり。この木陰で少しお休みください。

(4)水をお持ちしますから、足を洗ってさっぱりなさるといいですな。

(5)何もありませんが、食事でもいかがですか。元気がつきますよ。しばらく休んで、それから旅を続けられたらよろしいでしょう。」「ありがとう。おことばに甘えて、おっしゃるとおりにさせていただきましょう。」

(6)アブラハムはさっそく、テントの中のサラのところへ駆け戻りました。「さあさあ、大急ぎでパンケーキを作ってくれ。いちば上等の粉でな。お客さんが三人お見えだ。」

(7)次は家畜のところです。走って行って、群れの中から太った子牛を選ぶと、召使に急いで料理するよう言いつけました。

(8)まもなく、チーズとミルクと子牛のあぶり肉が運ばれ、食卓が整えられました。客が食事をしている間、アブラハムはそばの木の下に立っていました。

(9)「ところで、奥さんはどちらに?」と三人が尋ねるので、「テントの中です」と答えました。

(10)三人のうちの一人、神様が言いました。「来年の今ごろわたしがまた来る時、おまえとサラの間に、男の子が生まれているだろう。」サラはうしろのテントの入口で一部始終を聞いていました。

(11)この時にはアブラハムとサラもすっかり歳をとり、サラは、子供ができる時期はとうの昔に過ぎていたのです。

(12)あまりばかばかしくて、サラは笑いをかみ殺すのがやっとでした。「私みたいなおばあさんが赤ん坊を産むだなんて」と、彼女は自分をあざけるようにつぶやきました。「それにあの人だってもう年だし。……。」

(13)神様はそれを聞きとがめ、アブラハムに言いました。「なぜサラは笑ったのか。なぜ『私みたいなおばあさんは赤ん坊なんか産めない』などとつぶやくのか。

(14)神にできない事は何もない。おまえに言ったとおり、来年の今ごろまた来る時には、必ずサラに子供が生まれるようにしよう。」

(15)サラはあわてて否定しました。「笑っただなんて、とんでもございません。」どうなることか、こわくてたまりません。必死の思いでごまかしましたが、神様はちゃんとご存知でした。


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